「食と農」を考える学習会 開催
「日本農業は持続可能か〜私たちの食と地域農業へのかかわりから考える」
2月26日(金)「日本農業は持続可能か〜私たちの食と地域農業へのかかわりから考える」をテーマに「食と農」を考える学習会が、・生活者、消費者として農業にどうかかわるか、・市民、地域が支える農業へとは?など、実践の事例を踏まえて意見交流して、話し合い考え合おうと、25人ほどの参加で行なわれました。
三重大学名誉教授・ベルファーム会長 大原興太郎 氏より、はじめに「日本に農業は残っていた方がいい?」と問いかけがあり、食料自給率、農家人口、農家戸数、耕作放棄地、米の消費など年々減少している数値が示され、この問題での協同組合らしい食料・農業問題に視点を持つべきではないか、との問いかけがありました。そして、日本農業は持続可能か、のテーマを考えうる上での「時代」「個性農地」「構造改革市場」「担い手」「Adaputive」「農への考え」など、いろいろなのキーワードを提起いただきました。農を体験したりすることの大切さ、農業への考え方を根本から考えてみることや食をめぐる変化、生活者、消費者としての生き方などのお話をしていただきました。その後、生産者、消費者、生協関係者より、このテーマでの意見交流を行いました。
「多義にわたり論点を出して頂いた」「学校などで農業学習・農業体験をしてほしい」「消費者として農が見えにくくなっている自分のこととして考えたい」「農業と農との違いが印象的だった」「“もの”を買う消費行動で生産現場を想像していない、人を感じる消費になれば」など感想が出され、今後私たちができることを考える、学びの場となりました。