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活動レポート岐阜地域懇談会

ほのぼのネットワーク代表 高井道子さんとその仲間のみなさんに会いに行きましょう!

9月25日第7回岐阜のつどい開催

  岐阜を知ろう!つながろう!をテーマに、9月25日第7回岐阜のつどい「NPO法人ほのぼのネットワーク代表 高井道子さんとその仲間のみなさんに会いに行きましょう」を行いました。愛知・岐阜県から15名参加して、高山市朝日町にある認知症グループホーム「ほのぼの朝日の家」でお話をうかがい、おいしいお昼を頂きました。
「ほのぼの朝日の家」とは「認知症にならない、たとえ認知症になっても暮らせる地域づくり」を目指して活動しています。住民ボランティアグループと、地域の行政、生協が協力して...できたNPO法人でグループホームを拠点に、宅老所・子育て支援など活動は多岐に渡っています。山に囲まれた過疎の地域で、楽しく生きがいのある暮らしを作っています。

  高井道子さんが、「私がこの施設をつくることになったわけ」をあつく語られている最中、説明会場になった居間のすぐそばの台所ではグループホームのスタッフと一緒に、利用者の方たちが、昼食を作っておられました。元気な人たちは、野菜を刻んだり、混ぜたり。体の自由が利かない人は、「白和えの味これでいい?」と味見の係りです。和やかな雰囲気は、グループホームではなくて、夏休み、親戚が集まった田舎の実家のようです。

  高井さんのこの活動の始まりは「郡上一揆」の上映会です。小学校の体育館での大きなスクリーンの映画は住民の皆さんに喜ばれました。行政と連携しての活動は、地域では初めてのこと。この映画をやりとげた実行委員会のメンバーから「生涯この地で暮らしていかねばならない私たち、暮らしやすい地域にしていこう」の声があがり、ボランティアグループを立ち上げました。はじめは子育て支援から、老々介護の現状に対応するために、ボランティアグループのメンバーの尽力で村の所有する民家を利用した宅老所も開設。過疎地に必要なものは働く場所ということ、規制緩和も追い風になって、介護事業に参入、グループホームを立ち上げました。
 入居者の皆さんの暮らしのエピソードを元気な高井さんの説明で時間を忘れてきき惚れてしまいました。「頼られたら断らない」をモットーに、地域と仲良く、なくてはならない「朝日の家」。美しい飛騨の、美しい暮らしに触れることができた価値ある一日でした。(事務局) 

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