三河地域懇談会フィールドワーク第4弾に向けて―環境学習会
「豊川の自然と設楽ダム」−治水・利水・環境を掲げている設楽ダム事業は必要か?
10月9日(金)三河地域懇談会フィールドワーク第4弾に向けて、「豊川の自然と設楽ダム」−治水・利水・環境を掲げている設楽ダム事業は必要か?−環境学習会を16名で行いました。
元愛知大学教授・設楽ダム中止を求める会代表の市野和夫先生より「河川整備計画は済んでダムをつくる効果はほんの少し。堤防をきれないよう強化することが重要。」「治水としての土木遺産「霞堤」があるが、地域の河川行政に位置づけられていない」「宇連川はアユがまったくすまない川になっている。大島ダムができて川を流れる砂利がなくなってアユが育たなくなった」「寒狭川では「頭首工」作る際に浚渫して川砂利を取ってしまい、砂利が近年は豊川の本流には流れず、豊川のアユは風前の灯火。」「ダムの計画地点直近に何本か断層が報告されている。地震で断層が動けば、ダムも壊れる。」「豊川総合用水事業では水源がずいぶん拡充されていて、その時の計画の農地面積と設楽ダム計画が掲げている農地面積とほとんど変わらず、農水関係の方はほとんどダムはいらないというのが本音です。」などのお話をお聞きししました。
こうしたことを広く知らせることが大事だねと感想が出されていました。