研究フォーラム環境 再生可能エネルギー木質バイオマス発電視察見学
地域の状況で何ができるか、地域ごとの事例調査
12月7日(月)研究フォーラム環境世話人会で、再生可能エネルギー学習会を受けて、地域の状況で何ができるか、地域ごとの事例で何があるか調査するため、木質バイオマス発電をしている事例を見学し、私たちがどう考え何ができるかをかんがえようと13名で行ってきました。
三重エネウッド株式会社は、地元の未利用の間伐材を利用し、5800kWの発電力のあるボイラーで1万世帯分の発電をしていました。ボイラー用の水や送電線も近くにあるという条件を活かしていました。何より、原料チップを、ウッドピア木質バイオマス利用協同組合で、雨の多い、南の地域の森林から未利用の間伐材を地元の森林組合により運ばれてつくられていました。どんどんトラックで運ばれていて、間伐材(木や枝など)を粉砕してチップにしている光景は圧巻でした。林業関係者はじめ地域の方と力を合わせ「森と地域を守る」事業として進めているとのお話でした。
「間伐材の乱伐、輸入材にならないか?という疑問があったが、そうしたことはなかった」「事業は条件を生かし、地元の間伐材、地元の林業者と協力して山の保全にもつなげていることが良くわかった」「電力供給を特定のエネルギーに頼らず、小規模分散型の地域エネルギー事業の広がりを作り始めていると思った」「固定価格買取制度により安定して間伐材を購入することができるという、地域エネルギーを支えることも考えたい」など感想が出され、今後私たちができることを考える、学びの場となりました。