研究フォーラム環境 再生可能エネルギー学習会
私たちの地域でできる再生可能エネルギーとは
9月13日(日)「私たちの地域でできる再生可能エネルギーとは」で再生可能エネルギー学習会が、再生可能エネルギーとは何か、私たちの地域でどんなことが考えられるのか、私たちができることを考えようと、32人ほどの参加で行なわれました。
名城大学 経済学部 教授 井内 尚樹 氏より、2030年のエネルギー需給予測は人口が減るのに、どんどん電気を使う予想になっている、デンマークドイツオーストリアでは、小規模、分散・分権の循環型地域経済を構築している、今までの経済システムを続けない産業構造にしていくべきだ、などのお話がありました。そして、私たちができることとして、まず、熱エネルギーを考える、断熱、トリプルサッシ・ガラスにする、自然エネルギー生産への市民出資を、そのあと太陽光、太陽熱、地中熱などがある、と示していただきました。
質疑や意見交流が行われ、今の木質バイオマス発電は発電だけだと森林がなくなる、木が伸びる分だけ使い、熱利用が必要だなどのお話もありました。「自然エネルギーの宝庫の地域の活かし方に納得できた」「政府の2030年のエネルギー需給見直し政策は政府が導きたい都合の良い方向になっていることが良くわかった」「発電と熱を分けて考えることが大事だ」「一人一人の衣食住の見直しが必要だ」など感想が出され、今後私たちができることを考える、学びの場となりました。